敢えて書こう

当局の調査活動を見守るため、暫くブログ更新を控えることにしましたが、このところマスコミを賑わしている「甘利問題」「舛添問題」から感じるところを少し書いてみましょう。

どちら(甘利、舛添)にも「法に抵触しなければ逃れられる」という姿勢が見られます。しかし、世間の評価はどうでしょう。倫理的、道義的責任を許すほど甘くはありません。その不支持率は火を見るより明らかです。むしろ時が経てば経つほど非難が増殖しています。

では、この三和事件を上記事件に照らし合わせて観てみましょう。

三和の代理人は「法的に三和に責任はない」と被害者に通告してきました。(既報)

三和代理人は「スーパー三和は客商売である」という点に頭が回っていないようです。客商売の道義的、倫理的責任を無視していると言って良いでしょう。

では、これは単なる代理人の資質の問題でしょうか?

私たちはむしろ代理人に丸投げした売り上げ優先主義経営者のモラル、教養の欠如とみています。社内のコーポレートガバナンス、コンプライアンスも体をなしていません。

それではこの三和事件被害者は法的に争っても三和に勝てないのでしょうか?

ここで具体的判例を示すことは避けますが、最高裁判例(下級審裁判例に非ず)に類似例があり、スーパー三和の主張は崩せる、と私たちは見ており、法廷で被害者勝訴の判決が出た場合、客商売を生業とする三和の世間評価は極めて厳しいものになるでしょう。

「スーパー三和」事件(東京・多摩)

東京多摩地区の中堅スーパー「三和」の売り場で起きた事件です。皆さんはこの事件をどう考えますか? 【写真:客離れした某スーパーの末路】